「迷子」になった経験はありますか？
子どもの頃に百貨店で迷子になった時のあの心細さを、大人になってからエステ選びで感じたことはないでしょうか。
「どこのサロンがいいのかわからない」「口コミを見ても決められない」「高いお金を払って失敗したらどうしよう」。
そんな気持ちでエステサロンの前を素通りしてしまう女性を、私は何人も見てきました。
私がたかの友梨を取材し続けて見えたもの。
それは、迷子になる人ほど「自分らしい美」を見失っているということでした。
1990年代から現在まで、女性誌の記者として、そしてフリーライターとして、私は数多くのエステサロンを取材してきました。
中でも「たかの友梨ビューティクリニック」は、創業から40年以上という歴史の中で、多くの女性たちの美への想いに寄り添い続けてきました。
けれど同時に、「思っていたのと違った」「続けられなかった」という声があることも事実です。
年齢を重ねるほど、美への投資は慎重になるもの。
だからこそ、失敗しないためのポイントを知っておくことが大切なのです。
「エステ迷子」とは何か
失敗談に共通する３つのパターン
取材を重ねる中で見えてきたのは、エステで失敗してしまう人には共通するパターンがあるということでした。
1. 「とりあえず」で始めてしまうパターン
「友人に誘われて」「キャンペーンが安かったから」という理由で、自分の目的を明確にしないまま契約してしまう。
結果として、思うような効果が得られず、途中でやめてしまうケースです。
2. 価格だけで判断してしまうパターン
エステ選びで最も重視されるのが「価格」だということは調査でも明らかになっています。
しかし、安さだけに惹かれて選んだサロンで、カウンセリングが不十分だったり、アフターサポートが手薄だったりして、満足できない結果に終わることがあります。
3. 遠慮してしまうパターン
「エステティシャンに任せておけば大丈夫」と思い込み、自分の希望や不安を伝えきれないまま施術を受けてしまう。
特に40代以上の女性に多く見られる傾向で、「わがままを言ってはいけない」という思いが、本当に必要なケアを受ける機会を逃してしまうのです。
自分らしい美を見失う瞬間
私が最も心配に感じるのは、エステ選びに失敗することで、女性が「自分らしい美」への自信を失ってしまうことです。
20代の頃の美しさと、40代、50代の美しさは、当然ながら質が異なります。
けれど多くの女性が、若い頃の基準で自分を評価し、「もうきれいになれない」と諦めてしまう。
エステサロンは本来、その人が持つ美しさを引き出し、年齢に応じた魅力を最大化する場所であるはずです。
失敗の原因は、サロン側だけにあるわけではありません。
私たち利用者側も、「何のために」「どうなりたくて」エステに通うのかを明確にする必要があるのです。
たかの友梨が選ばれる理由
ブランドの歴史と進化
1978年、高野友梨が大久保に第一号店をオープンしてから、たかの友梨ビューティクリニックは常に時代の変化と共に歩んできました。
創業者の高野友梨自身が1972年にフランスでエステティックを学び、帰国後に「体の自然治癒力をサポートすることで素肌を健やかに美しくする」というコンセプトを掲げてスタートしたこのブランドは、単なる美容サロンを超えた存在として成長してきました。
40年以上という歴史の中で蓄積されたノウハウと、世界40カ国以上を旅して収集した技術の融合。
これが、他のエステサロンにはないたかの友梨の強みです。
現在では全国展開を果たし、一般社団法人日本エステティック業協会（AEA）の優良サロン認定を全店で取得するなど、安心・安全な運営体制も整っています。
特筆すべきは、幹細胞培養液を配合した独自のコスメラインや、ハワイのロミロミ、インドのアーユルヴェーダなど、世界各地の伝統技術をエステに導入していること。
これらは創業者の探究心と、常に最良のものを提供したいという理念から生まれたものです。
40代以上に響くサービス設計
たかの友梨が多くの大人の女性に支持される理由の一つは、年齢を重ねた肌や体の変化を深く理解したサービス設計にあります。
40代以降の女性が抱える悩みは複雑です。
ホルモンバランスの変化による肌質の変化、代謝の低下、ストレスによる身体の不調。
これらは単一の施術では解決できない、総合的なアプローチが必要な課題です。
たかの友梨では、フェイシャルとボディを組み合わせたトータルケアや、一人ひとりの生活スタイルに合わせたホームケアの提案など、「点」ではなく「線」でのサポートを大切にしています。
また、会員制度により、継続的な関係性の中でお客様の変化を見守り、その時々に最適なケアを提案できる体制を整えているのも特徴です。
エステティシャンの技術レベルの高さも見逃せません。
定期的な研修や技術コンテストを通じて、常にスキルアップを図る仕組みがあり、「たかの友梨直伝のハンド技術」と呼ばれる独自の技術は、機器に頼らない温かみのある施術として多くの女性に愛されています。
実際に、たかの友梨 社員の働きやすさや一生モノの技術習得についての詳細な情報を見ると、充実した研修制度と働きやすい環境が整備されていることがわかります。
こうした質の高いサービスを支えているのは、しっかりとした人材育成と職場環境なのです。
失敗しない５つのチェックポイント
1. 目的を紙に書き出す ― ゴール設定の重要性
エステ選びで最も大切なのは、「なぜエステに通いたいのか」を明確にすることです。
しかし、頭の中で考えているだけでは、本当の目的は見えてきません。
紙に書き出すことの効果
実際に紙とペンを用意して、次のことを書き出してみてください。
「今、自分の何が気になっているのか」「3ヶ月後、どうなっていたいか」「1年後の理想の自分はどんな姿か」。
書き出すことで、漠然とした不安や願望が具体的な目標に変わります。
例えば、「最近疲れて見える」という悩みも、よく考えてみると「目の下のクマが気になる」「ほうれい線が深くなった」「肌のハリがなくなった」など、具体的な課題に分解できるはずです。
優先順位をつける
すべての悩みを一度に解決しようとすると、時間もお金もかかりすぎてしまいます。
書き出した項目に優先順位をつけ、「まずはこれから」という順番を決めましょう。
たかの友梨では、初回のカウンセリングで「今回のコースで目指すゴール」を明確にしてから施術を開始します。
この時、自分の目的がはっきりしていると、エステティシャンとのコミュニケーションもスムーズになり、より効果的な施術を受けることができます。
現実的な期間設定
「来月の同窓会までに」「2週間で5キロ痩せたい」といった短期間での劇的な変化を求めるのは現実的ではありません。
肌のターンオーバーは約28日、体質改善には3ヶ月程度かかるのが一般的です。
無理な目標設定は失敗の元。
現実的なペースで、継続可能な計画を立てることが成功への近道です。
2. メニュー選びは「効果」「時間」「負担」で比べる
たかの友梨のメニューは多岐にわたります。
幹細胞コスメを使用した最新のフェイシャルから、伝統的なハンドトリートメントまで、選択肢の豊富さは魅力的ですが、同時に迷いの原因にもなります。
効果で比べる
各メニューがどのような効果を目指しているのかを明確に理解しましょう。
例えば、「ビクトリアリフト美顔」は年齢サインへの集中アプローチ、「水光美肌トリートメント」はみずみずしい艶やかな肌づくりが目的です。
自分の目的と照らし合わせて、最も適したメニューを選ぶことが大切です。
時間で比べる
1回の施術時間と、効果を実感するまでに必要な回数・期間を確認しましょう。
忙しい日常の中で通い続けられるペースかどうかも重要な判断材料です。
たかの友梨では、ライフスタイルに合わせて回数や頻度を調整できるプランが用意されています。
負担で比べる
金銭的な負担だけでなく、身体への負担も考慮しましょう。
敏感肌の方や、初めてエステを受ける方は、まずは刺激の少ないメニューから始めることをおすすめします。
カウンセリング時に、肌質や体質について詳しく相談し、自分に合った強度の施術を選ぶことが大切です。
組み合わせの可能性
単一のメニューだけでなく、複数のメニューを組み合わせることで、より効果的なケアが可能になる場合があります。
例えば、フェイシャルとボディケアを組み合わせたトータルアプローチや、季節に応じたスペシャルケアなど。
長期的な視点で、どのような組み合わせが最適かを検討しましょう。
3. カウンセリング時は”質問リスト”を携帯する
カウンセリングは、あなたの美への想いをエステティシャンに伝える大切な時間です。
しかし、緊張したり遠慮したりして、聞きたいことを聞けずに終わってしまうことがよくあります。
事前に準備する質問リスト
以下のような質問を事前にリストアップして、カウンセリング時に持参しましょう。
1.施術内容について
- この施術の流れを詳しく教えてください
- 使用する化粧品や機器について知りたいです
- 施術中に痛みや不快感はありますか
2.効果と期間について
- どのくらいの期間で効果を実感できますか
- 効果を維持するにはどの程度の頻度で通う必要がありますか
- 個人差はどの程度ありますか
3.アフターケアについて
- 施術後の注意点はありますか
- 自宅でのケア方法を教えてください
- 次回の施術までの過ごし方で気をつけることは
4.料金とシステムについて
- 総額でどのくらいの費用がかかりますか
- 支払い方法の選択肢を教えてください
- 途中で変更やキャンセルはできますか
遠慮しないで質問する
「こんなことを聞いても大丈夫かな」と遠慮する必要はありません。
プロのエステティシャンは、お客様の疑問や不安を解消することも大切な仕事だと理解しています。
特にたかの友梨では、カウンセリングを重視し、お客様が納得して施術を受けられるよう、十分な時間をかけて説明を行っています。
体験談を聞く
「同じような悩みを持った方の事例はありますか」「どのような変化があったか教えてください」といった質問も有効です。
具体的な体験談を聞くことで、自分の場合の見通しが立てやすくなります。
ただし、個人差があることを理解し、他の人と全く同じ結果が得られるとは期待しないことも大切です。
4. 料金と回数はライフスタイルと照合する
エステの料金システムは複雑に感じられることがあります。
たかの友梨では会員制度があり、入会費33,000円を支払うことで会員価格でサービスを受けられるシステムです。
トータルコストを計算する
1回あたりの料金だけでなく、目標達成までにかかる総額を計算しましょう。
- 入会費（会員になる場合）
- 施術費用（回数×単価）
- 化粧品代（購入する場合）
- 交通費
- その他のオプション費用
これらを総合して、月々の家計に占める割合を確認してください。
継続可能性を重視する
エステは継続することで効果を実感できるものです。
初回は思い切って投資したものの、続けられなくなってしまっては意味がありません。
家計の10〜15％程度を上限として、無理のない範囲で計画を立てることをおすすめします。
ライフスタイルとの調和
仕事の忙しさ、家族との時間、他の趣味や習い事との兼ね合いを考慮して、現実的な通院頻度を設定しましょう。
月1回なのか、2週間に1回なのか、週1回なのか。
自分の生活リズムに合った頻度を選ぶことが、長続きの秘訣です。
支払い方法の選択
たかの友梨では、一括払いのほか、分割払いも可能です。
自分の経済状況に合った支払い方法を選び、無理のない範囲で美への投資を続けましょう。
ただし、分割払いの場合は手数料がかかることもあるので、総額をしっかり確認することが大切です。
5. アフターサポート＆通院頻度を見極める
エステの効果は、施術を受けた時だけでなく、その後のケアによって大きく左右されます。
ホームケアの充実度
たかの友梨では、施術の効果を最大化するためのホームケア指導に力を入れています。
- 自宅でのスキンケア方法
- 生活習慣の改善アドバイス
- 食事や運動に関する提案
これらのサポートがどの程度充実しているかを確認しましょう。
単に施術を受けるだけでなく、日常生活全体を見直すきっかけを得られるかどうかも重要なポイントです。
定期的なフォローアップ
施術後の肌や体の変化を定期的にチェックし、必要に応じてメニューの調整を行ってくれるかどうかも重要です。
たかの友梨の会員制度では、長期的な関係性の中で、一人ひとりの変化に応じたケアを提供しています。
トラブル時の対応
万が一、肌トラブルや体調不良が起きた場合の対応体制も確認しておきましょう。
AEA優良サロン認定を受けているたかの友梨では、適切な対応マニュアルが整備されていますが、具体的にどのような手順で対応してもらえるのかを事前に確認しておくと安心です。
通院頻度の調整可能性
ライフスタイルの変化や体調の変化に応じて、通院頻度を調整できるかどうかも重要です。
仕事が忙しくなった時、体調を崩した時、旅行や出張が多い時期など、様々な状況に柔軟に対応してもらえるサロンを選ぶことで、長期的な関係を築くことができます。
まとめ
５つのチェックポイントでブレない選択を
今回ご紹介した5つのチェックポイントを振り返ってみましょう。
- 目的を紙に書き出す：自分の本当の願いを明確にする
- メニュー選びは三軸で比較：効果・時間・負担のバランスを考える
- 質問リストを携帯：遠慮せずに疑問を解決する
- 料金とライフスタイル照合：継続可能な計画を立てる
- アフターサポートを重視：長期的な関係性を築く
これらのポイントは、たかの友梨に限らず、どのエステサロンを選ぶ時にも活用できる基本的な考え方です。
エステ選びで迷子になりがちな理由は、「完璧」を求めすぎることにもあります。
すべての条件を満たすサロンを探すより、自分にとって最も大切なポイントを明確にし、そこに重点を置いて選択することが大切です。
「年齢を重ねても美しく」は贅沢ではなく権利
私が長年の取材を通じて確信していることがあります。
それは、「美しくありたい」と願うことは、年齢に関係なく、すべての女性が持つ当然の権利だということです。
20代の頃とは違う美しさ、40代ならではの魅力、50代だからこそ輝ける瞬間。
それぞれの年代に、それぞれの美しさがあります。
エステサロンは、そうした年齢に応じた美しさを引き出し、自信を与えてくれる場所であるべきです。
「もう年だから」「贅沢だから」と諦める必要はありません。
自分らしい美を追求することは、人生を豊かにし、毎日を輝かせる大切な投資なのです。
読者へのアクション：自分の身体に耳を澄ませる今日から
最後に、今日からできる小さなアクションをご提案します。
鏡の前に立って、5分間、自分の顔をじっくりと見つめてください。
批判的な目ではなく、愛おしむような気持ちで。
「この目元には、たくさん笑った証拠がある」「この手は、家族のために働いてくれた」「この肌は、これまで私を守ってくれた」。
そうやって自分の身体に感謝の気持ちを向けることから、本当の美への第一歩が始まります。
あなたの身体は、あなたが思っている以上に美しく、愛おしい存在です。
その美しさをさらに引き出すために、エステサロンがあるのです。
迷子になる必要はありません。
今回お伝えした5つのチェックポイントを参考に、あなたらしい美への道のりを、一歩ずつ歩んでいってください。
きっと、想像していた以上に素晴らしい変化が待っているはずです。
最終更新日 2025年6月10日 by vbutam